2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

モンドラゴンの組合協議会

モンドラゴン協同組合の特徴である「組合協議会=社会委員会」についてもう少し詳しく。 協同組合における民主的運営を保障する、官僚主義に陥らない、一般組合員の運営参加を真に保障する、そのための機関が「組合協議会」=今では「社会委員会」である。 …

モンドラゴン協同組合の仕組み

5人の若者が始めた会社「ULGOR(ウルゴール)」は働く人24人から出発、「労働者協同組合」としての形を徐々に作っていった。 「総会」は年1回、全労働者が一人一票の議決権を持って開かれる最高機関である。 「理事会」は総会で選ばれる3-12人の理事で…

バスク・モンドラゴン ウルゴール

モンドラゴンの司祭・アリスメンディアリエタ(以下バスク地方の慣例によりアリスメンディとする)は、赴任以来教師として、様々な学習サークルやスポーツサークルのリーダーとして活発に活動した。 1948年には、技術専門学校の父母会=教育文化連盟を組織し、…

バスク・モンドラゴン アリスメンディアリエタ

行ったことのないボローニャについて、11回も書き込んだがそれも「ボローニャ紀行」という本があったからで、いつか訪れてみたい街だ。 3月に旅した、スペイン・バスク・モンドラゴンについて改めて記しておこう。 バスクは大陸の端にあり、スペインとフラン…

ボローニャ紀行11

イタリアでは、1970年代後半から80年代にかけて公的福祉が取りこぼしてきた様々なニーズに応える「社会的協同組合」が作られ、1991年・法律381号によって法的に明確にされた。 「社会的協同組合は、市民の、人間としての発達および社会参加について、地域の…

ボローニャ紀行10

井上ひさしさんの紀行には書かれていないのだけど、州レベルの行政支援機関がある。 1974年に設置されたエミリア・ロマーニャ州経済発展機構(ERVET)だ。 これは官民共同出資による第三セクターで、州政府が株式の過半数を持ち、他に職人企業連合体、商工会…

ボローニャ紀行9

ボローニャには1839年に設立されたボローニャ貯蓄銀行=CARISBOがある。 この銀行は、百人の民間人によって庶民に対する信用貸付を行う金融会社として設立された。 常にボローニャの地域社会や困窮した人々の支援に目を向けていたため、ボローニャ貯…

ボローニャ紀行8

ボローニャには、包装機械の他、電子機械、オートバイの産業地区があり、産業再生は「3C(cluster=集積、competition=競争、collaboration=協力)」と言う考え方で行われている。 これを支えるのは、職人・小・中企業全国連盟=CNAという全国組織の非営…

ボローニャ紀行7

またボローニャについて。 井上ひさしさんの本をもとにあちこちから寄せ集めた情報をもとに、7回目のボローニャ。 ボローニャは精密機械でも知られている。 絹織物の産地として、紡績機を開発した伝統があり、現在では、包装機械が有名だ。 ボローニャは世…

ボローニャ紀行6

もうボローニャは飽きた? でも、こんな話を…。 ボローニャには、世界一のフィルム修復と保存のための複合施設「チネチカ」がある。ここでは世界中の多くの名作映画が甦っている。そして図書館には、2万冊の映画専門書、20万点のポスターとパンフレット、…

ボローニャ紀行5

イタリアで三度目の首相を務めているベルルスコーニ氏は、実業家、メディア王、そしてスキャンダルや右翼的失言で知られている。 だからボローニャの市民は「中央政府というやつはとかく信用がならん。だからこそ、自分の住んでいるところが、自分の街がしっ…

ボローニャ紀行4

ボローニャには「大きな広場=ピアッツア・グランデ」という新聞がある。 この新聞はホームレスが配っている。 30年ほど前、ホームレスの出現によって街の風景が変わりはじめたことに気づいたボローニャ大学の学生3人が、「この事実を市民につたえるには新…

ボローニャ紀行3

オコック氏の言う通りボローニャ大学は1088年に創設されたといわれ、農業・団体中心のゲルマン法に対して商業・私法であるローマ法を学ぶ欧州各地の人達=学生が作った組合がそのはじまりである。 ちなみにラテン語のuniversitasは、自治的な組合を意味し、…

13日だから?

今日は13日。だからと言うわけではないだろうが、小田急では滅多に起きない人身事故が発生して、ダイヤが大幅に乱れている。 月曜日から気勢がそがれることだ。 情報社会なので、運転中止を知った人達が小田急利用を控えているのか、いつも混んでいる電車がガ…

ボローニャ紀行2

ボローニャ郊外のサッソ・マルコーニという街には、生産活動を通じて障害者の職業訓練を行う半農半学の教育農園「COPAPS」がある。 この社会的協同組合は、知的に障害のある子ども達40人が果物や野菜、花などを50ヘクタールの農地を有償で借りて作り、…

ボローニャ紀行

井上ひさし氏の書いた「ボローニャ紀行」という本を読んだ。以前にも書いたかな? 北イタリアの都市ボローニャは人口39万人、欧州で最も古い大学を擁する地であり、第2次大戦中はナチス・ドイツとファシストの連合勢力を市民の手で追い出し、自力で街を解放…

創造的復興

昨日は震災からどう復興するかというテーマの講演会に行った。 被災した方々は、先ず元の生活に戻る一日も早い復旧を望んでいる。 それなのに政府は、創造的復興などと、何年先も先のことを掲げていることに違和感を感じていた。 貝原前兵庫県知事の話しを聞…

13:5 ツバメ軍団の勝利!

ツバメたちが今日も勝った!しかも13点も取って。 それにしてもホシノラクテンは、というかホシノ監督はやる気あんのか。チト疑問だな、投手交代の時を采配するのが監督だべさ。投手出身の監督なのに、見せしめとしか思えないような采配だ。 今にも雨が降っ…

昼の憩い

梅雨の晴れ間だ。久し振りに20℃を越え、爽やかな土曜日だ。 青空に気持ちまで明るくなる。 昨1:00に地震速報がTVに出たが、町田はほんの少し揺れた気がしたが、気のせいかも。それにしてもこの列島はよく揺れる。 昼の憩いはホッとさせてくれる番組だ。

即辞任してOKだよ

こんな時に不信任決議を突きつけられるナオトはおとなしく辞任したらいいのに。 変な奴だ。 きっと周りの空気が読めないのだろう。こんな奴が本当に「市民運動」をしていたのかい。 辞めるなら、直ぐに辞めてもらっていいのに。 カミサンの尻に敷かれている…

燕軍団首位!

スワローズ一軍が2連勝で首位。ファームも首位。楽しみなことだ。 相変わらずの梅雨空で、これを恵みの雨と思うか、いやな雨と思うか、人さまざまだが、この雨があるから田圃が潤される。 今年は寒いな。低温が心配で、震災もあり国産米に限って言えば需給…